愛しあってるかい?
出会い
卒業
私、大河卓也(おおかわたくや)は高校を卒業した。
中学入学前に千葉県から大阪に引っ越して来た私は、友達から発音が変だとよく言われている。もともと関東で育ったので仕方が無いと思うが、母と会話をする時に大阪弁が出ないようにしているので、余計に混ざっておかしいらしい。
朝寝していたら母が、大学から封筒が来ているけど、開けていいかと起こしに来た。
『開けていいよ。』
「結構厚みがあるから受かったんじゃないの?」
『別にどっちでもいいけど。』
じつはあまり期待していなかった。何故かと言うと内申だけで試験がなかったからなんだけどね。
「受かってるよ!」
嘘〜!と思いながら見て見ると合格通知が入っていた。
『なんで?』
「行きたかったんでしょ。良かったね。」
って母は言うが、勉強して受験に臨んだ学校がことごとくだめだったので、すぐには信じられなかった。
『本当に?』
「良かったね!」
本当にいいのかなと思いながら、ごそごそと布団から起き上がる。
母はせめて高校は卒業してと言っていた。約束は守ったが大学に行きたいなら、自分でなんとかするようにと言っていたので、受かったのはうれしかったが、学費をどうしよう?
中学入学前に千葉県から大阪に引っ越して来た私は、友達から発音が変だとよく言われている。もともと関東で育ったので仕方が無いと思うが、母と会話をする時に大阪弁が出ないようにしているので、余計に混ざっておかしいらしい。
朝寝していたら母が、大学から封筒が来ているけど、開けていいかと起こしに来た。
『開けていいよ。』
「結構厚みがあるから受かったんじゃないの?」
『別にどっちでもいいけど。』
じつはあまり期待していなかった。何故かと言うと内申だけで試験がなかったからなんだけどね。
「受かってるよ!」
嘘〜!と思いながら見て見ると合格通知が入っていた。
『なんで?』
「行きたかったんでしょ。良かったね。」
って母は言うが、勉強して受験に臨んだ学校がことごとくだめだったので、すぐには信じられなかった。
『本当に?』
「良かったね!」
本当にいいのかなと思いながら、ごそごそと布団から起き上がる。
母はせめて高校は卒業してと言っていた。約束は守ったが大学に行きたいなら、自分でなんとかするようにと言っていたので、受かったのはうれしかったが、学費をどうしよう?