「好きで、切なくて。メッセージ。」
そこは、どこからどう見ても

"遊ぶような場所"でも

"俺の家"でも

"翔吾の家"でもなかった。

えっと…… ここは……学校、だよな?


「……ここじゃ遊べないよな?」

って、違う、聞きたいことは、これじゃない。

予想外の場所過ぎて展開に、ついていけない。

思考回路が停止する、とは、こういうことを言うんだろうか__…?


「……ちょっと、な。」

何か言いたそうなのに、質問に答えたのは、たったそれだけ。

自分の事で、いっぱい、な感じがして、それ以上は聞けなかった。

連れてきたのは、翔吾のくせに。

そんな翔吾を見ていると、だんだんと落ち着きを取り戻してきた。
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