イレカワリ~番外編~
「お前が殺したんだ」


俺は歩の隣に立ち、そう言った。


隣の歩が体を震わせるのがわかった。


しかし、何も言い返してこない。


「お前が、沙耶を」


「ちがっ……」


「俺は絶対にお前を許さない」


俺はそう言い、人ごみの中へと紛れたのだった……。
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