イレカワリ~番外編~
「歩、お前本当に歩か?」
純の声が聞こえて来る。
あぁ、そうか。
いつだったか純に『イレカワリ』の事を話したことがあったっけ。
だけどすごいな純は、すぐに中身が入れ替わった事にきがつくなんて。
さすが、俺の親友。
嬉しくても、もうほほ笑むこともできなかった。
体温は奪われ、意識は消えて行く。
だけど沙耶。
最期まで君との約束を果たせたどうかわからないよ。
『あたしの好きな人が幸せになれるように、歩にも手伝ってほしいの。ね、約束だよ?』
海がこの先幸せになれるかどうか、もう俺にはわからないから。
願う事しかできないけれど。
生まれ変わったら、真っ先に海に伝えるよ。
「沙耶はお前の事が好きなんだって」
って……。
END
純の声が聞こえて来る。
あぁ、そうか。
いつだったか純に『イレカワリ』の事を話したことがあったっけ。
だけどすごいな純は、すぐに中身が入れ替わった事にきがつくなんて。
さすが、俺の親友。
嬉しくても、もうほほ笑むこともできなかった。
体温は奪われ、意識は消えて行く。
だけど沙耶。
最期まで君との約束を果たせたどうかわからないよ。
『あたしの好きな人が幸せになれるように、歩にも手伝ってほしいの。ね、約束だよ?』
海がこの先幸せになれるかどうか、もう俺にはわからないから。
願う事しかできないけれど。
生まれ変わったら、真っ先に海に伝えるよ。
「沙耶はお前の事が好きなんだって」
って……。
END