イレカワリ~番外編~
「15日が無理でも、その次の休みの日にすればいい」


歩がそう言った。


俺は歩を横目で見る。


辺り前のような顔をしていて、俺は思わず笑顔になった。


15日が無理なら次の休み。


それが無理ならまた次の休み。


その考え方がなんだか嬉しかった。


取りやめるとか、諦めるとか。


そんな事を考えていないんだなと思うと、嬉しかった。


「そうだな、そうしよう」


「で、料理の事なんだけど」


歩がまた話を戻して、俺たちはああでもないこうでもないと話し合いながら家までの道を進んでいったのだった。
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