イレカワリ~番外編~
言い訳‐歩side‐
ここねのあんな姿を見てしまった俺はなかなか寝付けずにいた。


俺はここねの事を勘違いしていたんだろうか?


素直で純粋で頑張り屋。


ここねの事をそんな風に思っていたのに……。


ここねへの愛情が、自分の中から急速に覚めていくのを感じていた。


明日ここねに会っても、きっと嫌悪感しか抱かないだろう。


「すべて、リセット……」


純の言っていた言葉を思い出す。


ここねに出会う前までリセットされたのかもしれない。


こんな、気持ちの悪さだけを残して……。
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