恋染桜
第一章 君との出逢い
私は昔から人と関わるのが苦手だった。

みんな裏切る

だから近づかない。


だけど、

何度も何度も手をさしのべてくれる人がいた。

「ルカ」

「ルカ!」

「ルカ~♪」


正直、嬉しかった。

私を………私自身を必要としてくれて

でもその分、君がいなくなったときには悲しみが増える。



その声が聞こえなくなった頃には

前よりも人を信じられなくなっていた。
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