黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜
第二章








あの日のアンタに、俺は救われた







マシュマロのような、柔らかい頬






すぐに折れてしまいそうな





細くて白い腕






世の中の穢れを知らないような





無邪気な笑顔








地獄のような毎日から



確かに、光がみえた








アンタのすべてに惹かれていた






……好きだった








“シロ”








確かに、好きだった





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