黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜




「……あぁ」



それだけ。


たった一つの返事だったけど、力強かった。



大丈夫。



きっと、レイなら…!!



「ハンッ…ナメられたもんだな、俺も。…来いよ、レイ!!クロとお前を倒して、もう一度コイツに躾をしてやる!!」

泰雅の目も、本気だ…。




睨み合う、二人。



しばらくそのままだったけど、先に手を出したのは、泰雅だった。



ガッ!!


ドゴッ!!


ガッシャーン!!



「っ…!!」



すごい…。


あの泰雅と、ほぼ互角なんて…!


ううん。


それどころか、レイのほうが優勢かも。



< 90 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop