黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜


「ハッ…!!いつも冷静なお前が、ここまで熱くなるとはな!!」


ドカッ!!



「…うるせぇよッ」


ガツンッ!!


二人の口元が、わずかに動いてる。

声は聞こえないけど、何か話してるの…?




「お前こそ、らしくねぇな、泰雅。なんで七季にそこまでこだわる?」



「……っ!?」



シュッ……ガンッ!!



一瞬、泰雅の動きがとまり、レイの拳が泰雅の頬をとらえた。



ガッシャーーーン…!!


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