黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜
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それから俺は、心を開かないアイツに強制的にモノにした。
何度も、何度も…。
だが、俺がナナキを愛すたびに、ナナキは冷たい目をしていった。
口調も出会った時とはまるで変わり、優しさもなくなった。
……わかってた。
俺が、アイツを変えた。
優しくて、温かい、アイツの純白の心を、俺は自分の黒で染めてしまった。
でも、それでも……。
「ナナキ…は、渡さ……ねぇ」
ガタッ…
ナナキは……俺の…
「ヒカリ…だったんだ…」