五周年記念
✧*。寿美礼side✧*。
私が陽菜君に電話したのは
学校を出て三十分くらいした時だった。
《どうした?》
電話口で私の焦りに気付いたのだろう。
《陽菜君、今何処にいる!?》
切羽詰まった声が出ていた。
《本当にどうした?》
落ち着かせようと
してくれてるのがわかる。
《皇君が拉致されたの❢❢》
それを告げながら犯人のあとをつける。
《お父さんには連絡したけど
直ぐには来れないだろうから
私が皇君を助けに行ってくるから❢❢》
お父さん警察官だから
護身術は身につけた。
《寿美礼、お前、女の子なんだぞ》
友人の私を
女の子扱いしてくれて嬉しいけど
今はそんなことはどうでもいい。
《心配ありがとうね
だけど、大丈夫だよ❢❢
かすり傷くらいはできるかもだけど
皇君は絶対に取り返すし、
死んだりしないから》
そんじょそこらの一般人に
負ける気はない。
《あのなぁ寿美礼……》
陽菜君が何か言おとした時
皇君を見つけた。
電話を切り、気配を消して近づいてみると
皇君が複数の男達にヤられていた。
近くにいた男を蹴り飛ばしたことで
周りは私に気付いた。
三人がかりで来るのを全て倒した。
「寿美礼❢❢」
呼ばれて振り向くとお父さん達がいた。
皇君には私の上着を着せてある。
「一人で倒したのか?」
見ればわかるでしょうに(苦笑)
その後来た救急車に皇君を乗せて
私も付き添いで乗った。
《白濱総合病院だよ》
陽菜君に
事の経緯を話した後、
病院名を告げた。
数週間後、犯人は鍋縁真未だと判明した。
学校を出て三十分くらいした時だった。
《どうした?》
電話口で私の焦りに気付いたのだろう。
《陽菜君、今何処にいる!?》
切羽詰まった声が出ていた。
《本当にどうした?》
落ち着かせようと
してくれてるのがわかる。
《皇君が拉致されたの❢❢》
それを告げながら犯人のあとをつける。
《お父さんには連絡したけど
直ぐには来れないだろうから
私が皇君を助けに行ってくるから❢❢》
お父さん警察官だから
護身術は身につけた。
《寿美礼、お前、女の子なんだぞ》
友人の私を
女の子扱いしてくれて嬉しいけど
今はそんなことはどうでもいい。
《心配ありがとうね
だけど、大丈夫だよ❢❢
かすり傷くらいはできるかもだけど
皇君は絶対に取り返すし、
死んだりしないから》
そんじょそこらの一般人に
負ける気はない。
《あのなぁ寿美礼……》
陽菜君が何か言おとした時
皇君を見つけた。
電話を切り、気配を消して近づいてみると
皇君が複数の男達にヤられていた。
近くにいた男を蹴り飛ばしたことで
周りは私に気付いた。
三人がかりで来るのを全て倒した。
「寿美礼❢❢」
呼ばれて振り向くとお父さん達がいた。
皇君には私の上着を着せてある。
「一人で倒したのか?」
見ればわかるでしょうに(苦笑)
その後来た救急車に皇君を乗せて
私も付き添いで乗った。
《白濱総合病院だよ》
陽菜君に
事の経緯を話した後、
病院名を告げた。
数週間後、犯人は鍋縁真未だと判明した。