小悪魔な彼にこっそり狙われています
7.あなたがほしい
激しく優しい腕に抱かれた、彼との二度目の夜。
繰り返し重ねた唇から、混ざり合う体液まで、今度はひとつひとつしっかりと感触が刻まれた。
熱くなる互いの体温にこのままドロドロに溶けて、彼の一部になってしまいたいとさえ思った。
心が、脳が、全身が、彼を求める。
いつの間にか、こんなにも好きになっていたんだ。