僕と君と…
一章 過去と出会い
-南 祐翔-
「ファイトー‼︎」
「南ーっ!!頑張れ!!」
同点だ。
ここで取られたら終わる。
頑張ってきたんだ。
負けるわけには…!!
「ちょ!おい!!何やってんだよお前!!」
……俺は何をしたんだ?
相手のチームの4番が苦し紛れに打ったシュートはしっかり決まった。
『ピーーー!!』
試合の終了を知らせる音がなった。
審判の笛も重なるようにこだまする。
結果は相手が62点、俺らが…59点。
負けた。
終わった。
…俺のせいで。
俺のせいだ。
…。
またあの時のことを思い出していた。
もういい加減にしろよ。
終わったんだぞ。祐翔。
いつものような冷静さはなくなる。
息がつまるような苦しさが身を襲う。
いつものように心を落ち着かせようとする自分に逆らうように、胸の苦しさは止まらない。
こんな自分、嫌いだ。
あれから2年が経とうとしている。
屋上から見える桜の木は綺麗な花を咲かせていた。
「ファイトー‼︎」
「南ーっ!!頑張れ!!」
同点だ。
ここで取られたら終わる。
頑張ってきたんだ。
負けるわけには…!!
「ちょ!おい!!何やってんだよお前!!」
……俺は何をしたんだ?
相手のチームの4番が苦し紛れに打ったシュートはしっかり決まった。
『ピーーー!!』
試合の終了を知らせる音がなった。
審判の笛も重なるようにこだまする。
結果は相手が62点、俺らが…59点。
負けた。
終わった。
…俺のせいで。
俺のせいだ。
…。
またあの時のことを思い出していた。
もういい加減にしろよ。
終わったんだぞ。祐翔。
いつものような冷静さはなくなる。
息がつまるような苦しさが身を襲う。
いつものように心を落ち着かせようとする自分に逆らうように、胸の苦しさは止まらない。
こんな自分、嫌いだ。
あれから2年が経とうとしている。
屋上から見える桜の木は綺麗な花を咲かせていた。