僕と君と…

-千鳥 あすか-

家に帰ってもなんだかドキドキしていた。



先輩…シュート上手だったなぁ。

名前、知りたいな…。

明日も、来てくれるといいな。




「って、なに考えてるんだろ私笑」




なんだかテンションが上がってきてベッドの上で足をジタバタさせた。





「にゃぁあ！」

ベッドの下から飼い猫のメロンが出てきた。


「うぁっ！ごめんよメロン〜」


そう言って私はメロンを抱き寄せた。


メロンは「にゃあ」

と鳴いて頬を舐めてきた。



「なぁ、メロン。先輩、明日も来てくれるのかな…。」

そう言うとメロンは首を横にかしげてどこかへ行ってしまった。


「…はぁ。」



時計を見ると夜の10時だった。


「そろそろ…ねよかな。」

そう言って私は布団をかぶった。

やっぱりまだ、ドキドキしてる…