☆甘い恋の秘密はキミ限定☆
「未希(みき)姉は優愛が心配じゃないのか!
高校に入れば男は野獣ばかりだし、俺は毎日毎日気が気じゃないっていうのに」
「あんたいい加減に妹離れしないとその内に優愛に愛想尽かされるよ」
「優愛はそんなお兄ちゃんを見捨てるような冷たい子じゃない」
3つ上のお兄ちゃんは自慢げに胸を張って言ってくれる。
それをいつも呆れた目で見るのは5つ上の未希お姉ちゃん。
「優愛にこんな妹大好きお兄ちゃんがいるって知ったら彼だって嫌がるでしょ。
ね、優愛」
「あの、ほんとにそういうのじゃないから。
だからお兄ちゃんそんなに興奮しないで」
じとーっと疑うような目を向けられていたけど、私のこの一言でお兄ちゃんの表情が一変する。
「そうか。ならお兄ちゃんは安心だ」
お兄ちゃんはちょっと心配性なところがあって、私が小さい時からいつもこんな感じ。
「今日ね、新しい友達ができたの」
まだ知り合ったばかりだけど、勝手に友達なんて言ったら春野君は迷惑に思うかな。
自分で言って自分で少し不安に思っているとお姉ちゃんが興味津々に私に聞いてくる。
「へぇ、人見知りの優愛が新しい友達ができたの? どんな子?」
「陽だまりみたいに温かい人……かな」