☆甘い恋の秘密はキミ限定☆
普段はちょっと人見知りな私が初めて会う人にこんなに近付けることも初めてのことで、彼は寝ているのにちょっぴりドキドキしてます。
それにしても。
なんて綺麗なツーショットなんだろ。
可愛いふわふわの子猫ちゃんは彼の胸の上で気持ちよさそうに寝てるし、その子猫ちゃんに胸を貸してあげてる彼もきっと優しい人なんだろうと勝手に想像してしまう。
うぅっ、写真撮りたい……!
綺麗すぎるツーショットに思わずそんな衝動に駆られてしまう。
でも、勝手に撮ったりしたらダメだよね?
2人を眺めながら自問自答を繰り返すこと約5分。
結局、答えを出せずにまだ悶々としていた。
写真が撮れないのならと、思わず恐る恐る身を乗り出して、2人の姿を自分の目に焼き付けることにした。
どうか起きませんように。
そう心の中で願いながら、少しずつ近付いた。
「……ん……」
「……っ!」
私が少し近付きすぎたせいか、寝ていた綺麗な彼が小さく身じろぎしたのを見てびっくりして咄嗟に少し距離を取る。