☆甘い恋の秘密はキミ限定☆



ど、どうしよう!


寝ているところに見知らぬ人がいたら不審がられちゃうよね!?


なんて言い訳したらいいんだろう……!


起きているかもわからない彼の様子のことはそっちのけでパニックになる。


「にゃぁ……」


そんな私の耳に聞こえてきたのは小さな可愛らしい鳴き声。


ふと自分の足元を見ると、さっきまで彼の胸の上で気持ちよさそうに眠っていた子猫ちゃんがいつの間にか起きてちょこんと座って私のことを見上げていた。


か、か、かわいい~~~!!


大きな綺麗な少しイエローがかった瞳で見上げてくる姿にもうキュン死にしそう。


触ってみても大丈夫なのかな。


さっき彼の胸の上で寝ていたことといい、この子猫ちゃんは人に慣れてるのかな。


見上げてくる子猫ちゃんと目で会話するように私も見つめ返す。



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