charm
「どうぞ。ここがニイナちゃんの、新しいお部屋だよ」
そう言って案内されたのは、白で統一された、本当にシンプルで可愛らしいお部屋。
「わ、すごく素敵…」
まるでお姫様のお部屋だ。
「サラと話しあって作った部屋なんだ。気に入ってくれたかな?」
"サラ"とは、ママのことだ。
ママは私の好みをよくわかっている
このお部屋だって、こんな小さな小物までもそうだ。
「もちろんよ、コウさん!ありがとう。あとでママにもお礼言わなきゃ」
そう言う私を見て、コウさんはニコリと笑って
「良かった」と呟いた。
「さ、次の部屋へ案内するよ」
もうちょっとこの部屋を堪能したい所だけど、グッと我慢し
廊下へ出ようと扉を開く。
と、