友達?恋人?
「ん…苦し…」


少し苦しくて目が覚めた。


目を開けると龍二が私を抱き締めていた。


私は抱き枕かっ!


龍二はいつも寝る時何かを抱いて寝る癖があったらしい。


一人の時は布団とか毛布とか


んで今日は私ですか…


「龍二、起きて朝」


「ん…」


そういえば前寝起き悪いって言ってたな。


龍二も朝は弱いんだね。


なんでも出来て非の打ち所がない龍二に苦手なものがあるのは前は意外だった。


けれど今は龍二だってそりゃあるよと納得している。


「龍二、今日から会社でしょ。」


「うん…」


「ほら、起きて」


「ん」


龍二は返事をするとゆっくりと起き上がっだ。


私も龍二に開放されたので起きて洗面所に行った。


顔をあらって戻ってくると龍二はソファーで寝ていた。


マジか…


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