さよならからはじまる物語





「それまで少し用事があってな、遊べないんだ。」


「それなら言ってくれればいいのに……」


「悪いなふたりとも。
祭りの日までデート三昧していたらいい。
来年からは就活だろ?」


「おい、現実見せるなよ。」


「朝陽、結婚考えてるならちゃんとした
経済状況を確保してからじゃないとな。」


「お前は母親か!?」


久しぶりに、
こいつとこんなやり取りをした気がする……。






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