先生どうでしょう
そんな幕開けでマイハートはブロークンした訳だが、面談が終わる頃にはすっかり意気投合していた。


なんの話をして打ち解けたのかは覚えていないが、どうやら私はとりつくしまもないヒネクレトンガリガールだと思われてたらしい。


いや、間違ってはいないのだが(苦笑)


ただのトンガリガールではなくて、一応考えあってのトンガリガールだと認めてくれたようだった。


だって、まさに中二病のド真ん中ストライクの時期だったんだもん。許せ、大人よ。


しかし彼は大人として許してくれたのではなかった。


彼は当時二十代後半だったが彼もまた、世間に対して中二病の如き反骨精神を心に宿していたのだ。

ゴーン

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