真実の中のアリス

#それはただ一つの・・・#

アリスに早く会いたい。

その思いだけで、行動していた。

フードの男の話もあったし、見つけなきゃって

想ったんだよねぇ・・・

白ウサギとして、このゲームに参加する意味。

で、ヒントを元に答えを考えていたんだよ。

アリスが誰なのか。

何日も考えたさ、人間違いだとかっこわるいし。

怒られちゃうしさ。


・・・そんなときに、ふと外に出てみたんだよ。

あの学園には広い庭があってね。

いくつも、いくつも・・・

それは、素晴らしく綺麗なモノもあった。

そんな庭を通る廊下を歩いているときに、2人の女の子を見かけたんだ。

1人は、髪の長い金髪の子。

もう1人はそれに負けない長さを誇る黒髪の子。

楽しそうに座って話して居るんだよ。

こっちはアリス探しで大変だっていうのに。

通り過ぎようとしたときに、黒髪の子が急に立ち上がったんだよ。

「なに?このメロディー・・・」

僕にも何のことだかサッパリだったね。

金髪の子も良くわかってなかったみたい。


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