こんなもの拾いました。
幽霊って話せるんだ。ていうか、私に話掛けているという事は、もう本格的にお坊さんに…。


「おねーさん傘貸して」

「は?」

「かーさ。じゃないと僕濡れちゃう」


「いやいやいや。幽霊なんだし濡れた事気にする前に気にする事があるでしょうが!!このばかちんが!!」

幽霊に説教。絶対祟られる。がっくし。


「ふふふ」


わ、わ、笑ってやがる!!

「おねーさん。僕生身の人間。」

え?

「わっ、ワンモア」

「あいあむ、ひーぽー!」

は?私は人々?



幽霊全体をスマホのライトで照らして見ると……


「あっ・・・・・あのバカ高?」

「あー!バカ高とか言うー。暴言はんたーい」

「言うー。じゃねーよ!このクソガキが!!紛らわしい…。さっさと帰れ!」

この数十分返せ!無駄に心拍数は上がるし、転職も考えただろうが。
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