こんなもの拾いました。
一緒に肩を並べて歩くと、次第に見えて来るあたしの家。
「私ここのマンションだから。じゃあ」
彼に背を向けてマンションへ入ろうとすると
「え!?ちょっと待ってよ」
と引き留められたのでその場で振り返る。
「何?ああ、傘なら貸すから。じゃあ」
さらに足を進める。
「違う!違う!え?何?ここで終わり?お茶していく?とかタオル貸してあげようか?とかないの?」
また振り返る。
「え?図々しくない?じゃあ」
さらに足を進める。
あと少しで、自動ドアをくぐれるって所だったのに、嫌だ嫌だとこのもさ男マンションの下で騒ぎ、じたばたし出した。
マンションとは噂の宝庫だ。翌日の噂の一位にはなりたくない。
ここはひとまず……彼の口を手でふさいでから、マンションに引きずりこんだ。
今思えば、これが間違いだった。まじで。
自分の部屋に入り鍵をかけて、口から手を離し、部屋へと上がる。
奴があたしの部屋を見回して一言…。
「いいところ住んでるんだねー。あっでも、意外と狭いね。」
「私ここのマンションだから。じゃあ」
彼に背を向けてマンションへ入ろうとすると
「え!?ちょっと待ってよ」
と引き留められたのでその場で振り返る。
「何?ああ、傘なら貸すから。じゃあ」
さらに足を進める。
「違う!違う!え?何?ここで終わり?お茶していく?とかタオル貸してあげようか?とかないの?」
また振り返る。
「え?図々しくない?じゃあ」
さらに足を進める。
あと少しで、自動ドアをくぐれるって所だったのに、嫌だ嫌だとこのもさ男マンションの下で騒ぎ、じたばたし出した。
マンションとは噂の宝庫だ。翌日の噂の一位にはなりたくない。
ここはひとまず……彼の口を手でふさいでから、マンションに引きずりこんだ。
今思えば、これが間違いだった。まじで。
自分の部屋に入り鍵をかけて、口から手を離し、部屋へと上がる。
奴があたしの部屋を見回して一言…。
「いいところ住んでるんだねー。あっでも、意外と狭いね。」