こんなもの拾いました。
あーすっきりした。何か反論があるなら言ってみろ!論破してやると思いながら反応を伺ってると

「えー…号泣」

おっきなお目目ら流れる、大粒の涙。
ため息をこぼし、駄犬に話し掛ける。

「冷蔵庫の中に残り物入ってるからチンして食べて、ご飯は冷凍室に入ってるから」
「うん。ありがとう!」
「切り替え早!ウソ泣きかよ!」

もういい。
まともに取り合ってると疲れることに気が付い私はお風呂に入った。


浴槽でお湯につかりながら、美顔マッサージにふくらはぎのマッサージ。
今日はこの後どうなってしまうのだろう。

というか、奴はなんなんだ。未知の生物みたいだ…。
仕事でのストレスも半端ないのに、曲がり角も曲がりきったあたしに奴は何故こうもイライラさせる!


もしや…はっ!後輩の嫌がらせ?
いやいや…もしかして、味覚ばかの部長に、出がらしのお茶を入れてた事がばれた仕返し?

なーんてな。

深いため息をつきながらお風呂から上がった。

「ごはんありがとう!おいしかった!流しに置いてあったお茶碗洗っておいたからね!」
「ああ…そう。ありがとう」

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、飲みながらテレビをつけてソファーに座る。
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