こんなもの拾いました。
「おねーさん」
声がした方に目線を向けると、駄犬がソファーの上で、正座をしてこっちを見ている。
「なに?」
「楠木絵梨さん。今日からお世話になります金山陸17歳です。高校三年になったふつつかものですが、よろしくお願いします」
文はめちゃくちゃだがまあいいだろう。あと…
「今日からじゃなくて、今日だけね」
と訂正。
そんな言葉をお得意のスルースキルで、スルーしながら、自己紹介なるものを続けている。
「好きな食べ物は肉で、大好物はえっちゃんです。」
そう言い最上級スマイル。
そこで、気づく。
「…私、自己紹介してないよね?』
「社員証見ました!」
「イコール勝手に鞄を漁ったと…いや、個人情報!」
私が、問い詰めると、自分の頭をグーで叩き、テヘッと可愛さアピールしながら、ふにゃりと笑う。
くそっ、あざとかわいいな、おい。
その前に、ソファーから降りて正座だろ普通。注意し忘れた。
「好きなものの、えっちゃんとは?」
「え?えっちゃんはえっちゃん。僕の目の前にいる人」
声がした方に目線を向けると、駄犬がソファーの上で、正座をしてこっちを見ている。
「なに?」
「楠木絵梨さん。今日からお世話になります金山陸17歳です。高校三年になったふつつかものですが、よろしくお願いします」
文はめちゃくちゃだがまあいいだろう。あと…
「今日からじゃなくて、今日だけね」
と訂正。
そんな言葉をお得意のスルースキルで、スルーしながら、自己紹介なるものを続けている。
「好きな食べ物は肉で、大好物はえっちゃんです。」
そう言い最上級スマイル。
そこで、気づく。
「…私、自己紹介してないよね?』
「社員証見ました!」
「イコール勝手に鞄を漁ったと…いや、個人情報!」
私が、問い詰めると、自分の頭をグーで叩き、テヘッと可愛さアピールしながら、ふにゃりと笑う。
くそっ、あざとかわいいな、おい。
その前に、ソファーから降りて正座だろ普通。注意し忘れた。
「好きなものの、えっちゃんとは?」
「え?えっちゃんはえっちゃん。僕の目の前にいる人」