DQN女がオトナになるまで。
出会い
1
あたしが今こうして
こんな小説を書くなんて
あの時の自分には
想像なんて
できるはずもなかった
ー...
高校2年。
毎日遊び歩いて
楽な選択ばかりするように
なっていたあたしは
去年入学した全日の高校を辞め、
校則のない定時に編入した。
今思うと、
すでにもうここから
始まっていたんじゃないか。
そんなことすら思える。
胸下まで伸びた金髪に
つけまつげのばっちりメイク。
クラブ、酒、タバコ
大人の真似事ばかりして
それがただただ楽しくて仕方なかった。