DQN女がオトナになるまで。
歩きだしてすぐに
お店が見えてきた。
入り口まで近づくと
私服姿の野澤さんが立っていた。
「お!おつかれ〜」
私服姿、新鮮だなぁ...
「お疲れ様です!」
「もうだいぶ龍二さんと
飲んじゃってるからさ〜
こっちこっち」
野澤さんはいつものように
笑いながら話していた。
野澤さんについていくと
個室に案内された。
扉をあけると顔の赤い龍二さんがいた。
龍二さんとは同じお店で働いてるけど
シフトはあまり被らないから
会うのはかなり久しぶりだった。
「おっ!おっせーよ寺塚〜」
どう見ても酔っ払っている龍二さん。
「お待たせしました〜
どっち座ったらいいですか?」