今、2つの色で


本当に、抱きしめられてる…――?


耳元で優しく響く、その音。


夢?


違う。


夢じゃない。


何度も再生していた、アイツの声。


「…100回のうち、1回目~」


未亜と駿が微笑んでいるのが分かって。


周りの優しさと、突然の温かい声に。


思わず、涙腺が緩んだ。

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