愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
信じられないことが起きました。
*
「うわぁ…すっごく綺麗になったね。
ありがとう、望結ちゃん!なんだか新品みたいになったね。」
「いえ、そんな…」
今日は、事務所のミニキッチンを片付けた。
それほど使ってないってことだったけど、やっぱり換気扇周りには油がこびりついてたし、流しの下も散らかった印象だった。
だから、意外と時間はかかったけど、流しはピカピカになった。
「ねぇ、望結ちゃん。
バイト代のことだけど…日払いが良い?
それとも週払いにしようか?」
「え…っと。」
どうしよう?
そりゃあ、日払いだとありがたいけど、きっと面倒だよね。
それに、なにがなんでもその日にほしいってわけじゃなくて、服を買いに行く時に間に合えばありがたいって感じなんだけど…そんなこと、正直に言っても大丈夫なのかな?
「服はいつ買いに行くの?」
「えっ!?」
「香織さんに事情は聞いたよ。」
藤堂さんはそう言って微笑む。
「そ、そうなんですか…」
ママったらもう…!そんなこと、話さなくても良いのに…!
でも、知られてるならもう隠し立てはいらないな。
私はだいたいの予定を話した。
「わかった。じゃあ、そのあたりにまとめて払うってことで良いかな?」
「はい。」
「もちろん、交通費も払うからね。」
「あ、ありがとうございます。」
「僕も一度、瑠威君のライブを見に行きたいって思ってるんだけど、今度もちょうどタイミングが悪くてね。」
「そうなんですか…」
「うわぁ…すっごく綺麗になったね。
ありがとう、望結ちゃん!なんだか新品みたいになったね。」
「いえ、そんな…」
今日は、事務所のミニキッチンを片付けた。
それほど使ってないってことだったけど、やっぱり換気扇周りには油がこびりついてたし、流しの下も散らかった印象だった。
だから、意外と時間はかかったけど、流しはピカピカになった。
「ねぇ、望結ちゃん。
バイト代のことだけど…日払いが良い?
それとも週払いにしようか?」
「え…っと。」
どうしよう?
そりゃあ、日払いだとありがたいけど、きっと面倒だよね。
それに、なにがなんでもその日にほしいってわけじゃなくて、服を買いに行く時に間に合えばありがたいって感じなんだけど…そんなこと、正直に言っても大丈夫なのかな?
「服はいつ買いに行くの?」
「えっ!?」
「香織さんに事情は聞いたよ。」
藤堂さんはそう言って微笑む。
「そ、そうなんですか…」
ママったらもう…!そんなこと、話さなくても良いのに…!
でも、知られてるならもう隠し立てはいらないな。
私はだいたいの予定を話した。
「わかった。じゃあ、そのあたりにまとめて払うってことで良いかな?」
「はい。」
「もちろん、交通費も払うからね。」
「あ、ありがとうございます。」
「僕も一度、瑠威君のライブを見に行きたいって思ってるんだけど、今度もちょうどタイミングが悪くてね。」
「そうなんですか…」