愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「ヅラちゃん、何食べるん?」
「え…えっと、あの……」
混乱状態が続く私に、キースさんはごく穏やかに質問を口にする。
それどころか、キースさんは、私の向かいにごく自然に腰を降ろした。
「ここのラーメン、安いけどほんまおいしいよなぁ…」
「そ、そうなんですか?」
「え?食べたことないん?」
「は、はい。」
「そらあかんわ。食べてみ。
絶対おいしいから。」
「は、はい!」
なんだろ?すっかりキースさんのペースにはめられてるような気がする…
「ほな、僕、注文してくるわ。
あ、他になにかいる?」
「え…えっと…その…」
「あ、ソフトクリーム食べる?
それとも何か飲む?」
「え…は、はい。その…ソフトにします。」
「チョコといちご、どっちがええかな?」
「えっと…チョコ…」
「わかった、行って来るから荷物見といてな。」
そう言うと、キースさんは席を立った。
席にたくさんのレジ袋を残して。
(……えっと……)
まだ頭の中が混乱してる。
今、目の前にレジ袋を置いて注文に行ったのは、キースさん…
CLOWNのギタリストのキースさんなんだよね?
うん、ファン自由参加の打ち上げで素顔見たし…この前のライブでも客席で見たし、キースさんに間違いない。
そのキースさんがなぜだか私の向かいの席に荷物を置いて、ラーメンを注文しに行ってて…
つまり、これから二人でここでラーメンを食べるわけで…
(ええーーーーーっ!?)
「え…えっと、あの……」
混乱状態が続く私に、キースさんはごく穏やかに質問を口にする。
それどころか、キースさんは、私の向かいにごく自然に腰を降ろした。
「ここのラーメン、安いけどほんまおいしいよなぁ…」
「そ、そうなんですか?」
「え?食べたことないん?」
「は、はい。」
「そらあかんわ。食べてみ。
絶対おいしいから。」
「は、はい!」
なんだろ?すっかりキースさんのペースにはめられてるような気がする…
「ほな、僕、注文してくるわ。
あ、他になにかいる?」
「え…えっと…その…」
「あ、ソフトクリーム食べる?
それとも何か飲む?」
「え…は、はい。その…ソフトにします。」
「チョコといちご、どっちがええかな?」
「えっと…チョコ…」
「わかった、行って来るから荷物見といてな。」
そう言うと、キースさんは席を立った。
席にたくさんのレジ袋を残して。
(……えっと……)
まだ頭の中が混乱してる。
今、目の前にレジ袋を置いて注文に行ったのは、キースさん…
CLOWNのギタリストのキースさんなんだよね?
うん、ファン自由参加の打ち上げで素顔見たし…この前のライブでも客席で見たし、キースさんに間違いない。
そのキースさんがなぜだか私の向かいの席に荷物を置いて、ラーメンを注文しに行ってて…
つまり、これから二人でここでラーメンを食べるわけで…
(ええーーーーーっ!?)