愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「どう?なかなかいけるやろ?」
「は、はいっ!とってもおいしいです!」
そう言えば、ラーメンを外で食べること自体、すごく久しぶり。
さゆみはあんまり麺類が好きじゃないって言ってたし、だいたい若い女の子同士だとなかなかラーメンって発想には繋がらない。
それに、ここのラーメンはキースさんの言う通り、本当においしい。
「あ、ヅラちゃん、早よ食べな、ソフトクリーム溶けかけてんで。」
「あ、いけない!」
熱いラーメンと冷たいソフトクリーム…
なんだかおかしいね。
キースさんは本当に気さくな人だから…
緊張もだんだんほぐれて、食べ終える頃には、今のこの夢みたいな状況を素直に喜ぶことが出来た。
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさん。いつもは一人で食べるんやけど、今日はヅラちゃんが一緒やったから、おいしさ倍増やったわ。」
も、もぅ!キースさんってば!
そんなこと言われたら、私、またゆでだこになっちゃうよ。
「でも、ヅラちゃんてほんまええ子やなぁ…」
「え?」
「だって…こんなやっすいとこいややとか、格好悪いとかそんなこと全然言わへんもんな。」
「そ、そんなこと…」
「若い女の子はおしゃれなカフェが好きなもんやろ?」
「え…そ、そりゃあまぁ…でも、私、こういう雰囲気も好きなんです。」
っていうか、今日はひとりだったからどこでも良かったし、シュバルツのライブまでは節約もしたかっただけのことなんだけど…
「は、はいっ!とってもおいしいです!」
そう言えば、ラーメンを外で食べること自体、すごく久しぶり。
さゆみはあんまり麺類が好きじゃないって言ってたし、だいたい若い女の子同士だとなかなかラーメンって発想には繋がらない。
それに、ここのラーメンはキースさんの言う通り、本当においしい。
「あ、ヅラちゃん、早よ食べな、ソフトクリーム溶けかけてんで。」
「あ、いけない!」
熱いラーメンと冷たいソフトクリーム…
なんだかおかしいね。
キースさんは本当に気さくな人だから…
緊張もだんだんほぐれて、食べ終える頃には、今のこの夢みたいな状況を素直に喜ぶことが出来た。
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさん。いつもは一人で食べるんやけど、今日はヅラちゃんが一緒やったから、おいしさ倍増やったわ。」
も、もぅ!キースさんってば!
そんなこと言われたら、私、またゆでだこになっちゃうよ。
「でも、ヅラちゃんてほんまええ子やなぁ…」
「え?」
「だって…こんなやっすいとこいややとか、格好悪いとかそんなこと全然言わへんもんな。」
「そ、そんなこと…」
「若い女の子はおしゃれなカフェが好きなもんやろ?」
「え…そ、そりゃあまぁ…でも、私、こういう雰囲気も好きなんです。」
っていうか、今日はひとりだったからどこでも良かったし、シュバルツのライブまでは節約もしたかっただけのことなんだけど…