愛しのカレはV(ヴィジュアル)系




えっっ!?



次に朝、ごく普通に目を覚まし、いつものようにスマホを見た私は、今が夢なのか現実なのか、一瞬わからなくなってしまった。



だって、そこにはキースさんからのLINEが入ってたんだもん。



『おはようさん!ってゆーても、ヅラちゃんはまだ寝てるやろなぁ…
僕は今から家帰って寝ます。おやすみ~』



時刻は5:55
別にぞろ目に意味はないだろうけど…
なんでこんな時間に?



いや、そんなことはどうだって良い。
キースさんのこの文面からは怒ってる様子は全くない。
やったね!
キースさんは怒ってなんかいなかった。
ただ、返すタイミングがなかっただけなんだ。



(良かった~…)



心の底からほっとした。
そして、嬉しくてかなり舞い上がってしまった。



『おはようございます。今起きました。
キースさんは今頃夢の中でしょうか?
またキースさんが起きられた頃、LINE入れますね。』



早速、さゆみにも教えようって思ったけど、朝は何かと忙しい。
さゆみへの連絡は用事が済んでからだ。
弾んだ気持ちで、私はベッドから起き上がった。
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