愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「璃愛~!」
客電が付くと、さゆみが私の所に駆け寄って来た。
「行くよね?」
「え?……行くって?」
それが、打ち上げのことだっていうのは見当はついてたのに、なぜだか私はわからないふりをした。
「もうっ!打ち上げに決まってるじゃない!」
やっぱり思った通りだった。
どうしよう?
行きたい気持ちと、行くのが恥ずかしい気持ちはちょうど同じくらいで、どうすれば良いのかわからない。
「どうしたの?行くよね?」
「え…」
「こんなチャンス、滅多にないよ!
まだ時間も早いし、行こうよ!」
「……うん。」
迷ってたはずなのに、さゆみのプッシュにすぐに折れてしまった。
やっぱり、心の底には行ってみたいって気持ちがあったからかもしれない。
微妙なバランスを保っていた天秤は、さゆみの一押しで「行く」に傾いた。
「じゃあ、申し込んでくるね!」
さゆみはそう言ってどこかに行ってしまった。
「璃愛…打ち上げ、行くよね?」
「あ…は、はい。一応…」
さゆみと入れ違いにやってきたキラさん達もやっぱり打ち上げには参加みたいだった。
「その前に、オルガと話に行こうよ。
今日こそ、2ショット撮らなきゃ!」
「あ、そ、そうですね…」
ふと見ると、オルガさんとクロウさんの周りにはファンの子らしき女の子が数人集まっていた。
客電が付くと、さゆみが私の所に駆け寄って来た。
「行くよね?」
「え?……行くって?」
それが、打ち上げのことだっていうのは見当はついてたのに、なぜだか私はわからないふりをした。
「もうっ!打ち上げに決まってるじゃない!」
やっぱり思った通りだった。
どうしよう?
行きたい気持ちと、行くのが恥ずかしい気持ちはちょうど同じくらいで、どうすれば良いのかわからない。
「どうしたの?行くよね?」
「え…」
「こんなチャンス、滅多にないよ!
まだ時間も早いし、行こうよ!」
「……うん。」
迷ってたはずなのに、さゆみのプッシュにすぐに折れてしまった。
やっぱり、心の底には行ってみたいって気持ちがあったからかもしれない。
微妙なバランスを保っていた天秤は、さゆみの一押しで「行く」に傾いた。
「じゃあ、申し込んでくるね!」
さゆみはそう言ってどこかに行ってしまった。
「璃愛…打ち上げ、行くよね?」
「あ…は、はい。一応…」
さゆみと入れ違いにやってきたキラさん達もやっぱり打ち上げには参加みたいだった。
「その前に、オルガと話に行こうよ。
今日こそ、2ショット撮らなきゃ!」
「あ、そ、そうですね…」
ふと見ると、オルガさんとクロウさんの周りにはファンの子らしき女の子が数人集まっていた。