愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
*
「おまえ…本当に馬鹿だな。」
帰って、今日のハイキングのことを話してたら、瑠威が呆れたようにそう言った。
「山歩きするのに、買ったばかりの靴で行くなんて信じられないな。」
「だって…ハイキングなんてめったに行かないし…おしゃれして行きたかったんだもん。」
「それがそもそもおかしいって言うんだよ。
何で、山にそんな恰好していかなきゃならないんだ!?」
そう言って、私が買ってきたクッキーを口の中に放り込む。
なんだろ…瑠威の偉そうな話し方って、どことなくリクさんに似てるよね…
「何着ていこうと私の勝手じゃない。」
「でも、それで、さゆみちゃんに迷惑かけたんじゃないのか?」
うっ…一番突かれたくないところを突かれた…
そうなんだよね…キースさんやリクさんには思いっきり迷惑かけてしまった。
って、そんなことは瑠威には絶対言えないけど…
「まぁまぁ…良いじゃない。
今度から気を付ければ…」
「うん。」
ママがそう言ったからか、瑠威もそれ以上は言わなかったけど…
確かに、私のミスだよね…気を付けないと…
「おまえ…本当に馬鹿だな。」
帰って、今日のハイキングのことを話してたら、瑠威が呆れたようにそう言った。
「山歩きするのに、買ったばかりの靴で行くなんて信じられないな。」
「だって…ハイキングなんてめったに行かないし…おしゃれして行きたかったんだもん。」
「それがそもそもおかしいって言うんだよ。
何で、山にそんな恰好していかなきゃならないんだ!?」
そう言って、私が買ってきたクッキーを口の中に放り込む。
なんだろ…瑠威の偉そうな話し方って、どことなくリクさんに似てるよね…
「何着ていこうと私の勝手じゃない。」
「でも、それで、さゆみちゃんに迷惑かけたんじゃないのか?」
うっ…一番突かれたくないところを突かれた…
そうなんだよね…キースさんやリクさんには思いっきり迷惑かけてしまった。
って、そんなことは瑠威には絶対言えないけど…
「まぁまぁ…良いじゃない。
今度から気を付ければ…」
「うん。」
ママがそう言ったからか、瑠威もそれ以上は言わなかったけど…
確かに、私のミスだよね…気を付けないと…