愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
(あ……)
ペンダントと同じデザインで、小さいイヤリングがあった。
値段も安い。
「あ、おそろじゃん。
あんた、それ買えば?」
「えっ…そんなことしたら、キースさんにひかれちゃうよ。」
「そんなことないって。
それにさ、この大きさだとすぐには気付かれないよ。」
確かにイヤリングのは小さいし、髪に隠れるからよほど近くに来ないとバレないとは思うけど…
「やっぱりはずかしいからやめとく。」
「あんたねぇ、もっと積極的に行かなきゃだめだよ!
競争率高いんだから。」
「ううん。良い。」
デザインを気に入ったっていうのは本心だけど、やっぱりそこまでやっちゃやり過ぎだよね。
「じゃあ、とにかく買おうよ。
ラッピングは私に任せて。」
イヤリングは気に入ってたから心残りだったけど…
ま、いいや。
今日は、最初からプレゼントを買いに来たんだし、おそろいなんて、無理だよね。
*
「良いのが見つかってよかったね。」
「そうだね。じゃあ、次は機種変だね。」
「えっ!?機種変って…今日するの?」
「そうだよ。確か、あっちにショップがあったよね。
あ、その前に私トイレに行って来るから、あんたはここで待ってて。」
さゆみはそう言い残してトイレに向かった。
ペンダントと同じデザインで、小さいイヤリングがあった。
値段も安い。
「あ、おそろじゃん。
あんた、それ買えば?」
「えっ…そんなことしたら、キースさんにひかれちゃうよ。」
「そんなことないって。
それにさ、この大きさだとすぐには気付かれないよ。」
確かにイヤリングのは小さいし、髪に隠れるからよほど近くに来ないとバレないとは思うけど…
「やっぱりはずかしいからやめとく。」
「あんたねぇ、もっと積極的に行かなきゃだめだよ!
競争率高いんだから。」
「ううん。良い。」
デザインを気に入ったっていうのは本心だけど、やっぱりそこまでやっちゃやり過ぎだよね。
「じゃあ、とにかく買おうよ。
ラッピングは私に任せて。」
イヤリングは気に入ってたから心残りだったけど…
ま、いいや。
今日は、最初からプレゼントを買いに来たんだし、おそろいなんて、無理だよね。
*
「良いのが見つかってよかったね。」
「そうだね。じゃあ、次は機種変だね。」
「えっ!?機種変って…今日するの?」
「そうだよ。確か、あっちにショップがあったよね。
あ、その前に私トイレに行って来るから、あんたはここで待ってて。」
さゆみはそう言い残してトイレに向かった。