愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
*
「さ…じゃない、エミリー!」
「璃愛~!」
10分前に待ち合わせの場所に着いた時、すでにさゆみは来ていた。
お互いに名前を呼びながら手を振る。
「璃愛、すっごく可愛い!」
「エミリーもお人形さんみたいだよ。」
試着した時から可愛いとは思ってたけど、メイクもばっちりな顔で着ると、さらに可愛い。
「じゃあ、行こうか。」
「うん。」
ライブの前に腹ごしらえ。
今日もきっと思いっきり暴れると思うから、しっかり食べとかないと。
*
「キラさん達は今日もギリギリ?」
「うん、そうらしいよ。
仕事があるからね。
でも、開場までには絶対に来るって。」
「そっか。良かった。」
「それとね、今日、一応、キースさんとリクへのプレゼントも持って来たよ。
ラッピングもばっちりだから。」
「え?だって、バイトだから多分行けないって…」
「でも、『多分』だからね。」
さゆみって、けっこう深読みするんだな。
私は、多分行けないって言われたら、その通りに受け取っちゃうけど…
あ、でも、来たらまずいよ。
私…キースさんとおそろのイヤリングつけて来ちゃったのに…
「それで…結局、どうすることに決めたの?」
「うん……」
「さ…じゃない、エミリー!」
「璃愛~!」
10分前に待ち合わせの場所に着いた時、すでにさゆみは来ていた。
お互いに名前を呼びながら手を振る。
「璃愛、すっごく可愛い!」
「エミリーもお人形さんみたいだよ。」
試着した時から可愛いとは思ってたけど、メイクもばっちりな顔で着ると、さらに可愛い。
「じゃあ、行こうか。」
「うん。」
ライブの前に腹ごしらえ。
今日もきっと思いっきり暴れると思うから、しっかり食べとかないと。
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「キラさん達は今日もギリギリ?」
「うん、そうらしいよ。
仕事があるからね。
でも、開場までには絶対に来るって。」
「そっか。良かった。」
「それとね、今日、一応、キースさんとリクへのプレゼントも持って来たよ。
ラッピングもばっちりだから。」
「え?だって、バイトだから多分行けないって…」
「でも、『多分』だからね。」
さゆみって、けっこう深読みするんだな。
私は、多分行けないって言われたら、その通りに受け取っちゃうけど…
あ、でも、来たらまずいよ。
私…キースさんとおそろのイヤリングつけて来ちゃったのに…
「それで…結局、どうすることに決めたの?」
「うん……」