愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「今から開場しま~す!」
他愛ない会話をしているうちに、スタッフの人が来て、ホールの扉を開けた。
そこには椅子とちょっとした食べ物の載ったテーブルが置かれてた。
真ん中あたりの席には『メンバー用 座らないでください』と書かれた紙が置いてあった。
さゆみは走って中に入ると、そのテーブルのすぐ隣のテーブルに荷物を置いた。
キラさんやハルさん達も走るから、私も一緒に走った。
「良い席、取れたね!」
さゆみは嬉しそうに微笑んだ。
……って、それにしても近過ぎない?
ここにメンバーが座るなんて考えたら、なんだか照れくさい。
「璃愛、飲み物もらいに行こうよ。
キラさん、ハルさん、何にしますか?」
「私達はビールをお願い。」
私もさゆみもお酒は飲めないんだけど、さゆみがせっかくだからお酒にしようって言い出して…
色が綺麗だったから、カシスソーダっていうのを注文した。
キラさん達のビールももらって、私達が飲み物を持って帰った頃には、テーブルはほぼ全部埋まってた。
そして、ホールがざわついたと思ったら、メンバーが入って来てて…
(あ……)
メイクも落として普段着に着替えてるから、ステージのメンバーとは雰囲気がずいぶん違う。
リクさんは、思ってたより、幼い顔してた。
全然知らない人がいるなと思ったら、きっとあれはピエロの顔してたベースの人だ。
えっと、ベースは確か…朔也さんだったかな。
ドラムの人はライブではあんまり見えなかったけど、意外と背が高かったんだな。
なんかすっごく格好良いんですけど~!
あの人は…そうそうジュカさん。
メンバー紹介の時、声援が多かったのも頷ける。
CLOWNのメンバーに続いて、オルガさんとクロウさんが入って来た。
ホールの中は、女の子たちの熱い歓声が飛び交った。
他愛ない会話をしているうちに、スタッフの人が来て、ホールの扉を開けた。
そこには椅子とちょっとした食べ物の載ったテーブルが置かれてた。
真ん中あたりの席には『メンバー用 座らないでください』と書かれた紙が置いてあった。
さゆみは走って中に入ると、そのテーブルのすぐ隣のテーブルに荷物を置いた。
キラさんやハルさん達も走るから、私も一緒に走った。
「良い席、取れたね!」
さゆみは嬉しそうに微笑んだ。
……って、それにしても近過ぎない?
ここにメンバーが座るなんて考えたら、なんだか照れくさい。
「璃愛、飲み物もらいに行こうよ。
キラさん、ハルさん、何にしますか?」
「私達はビールをお願い。」
私もさゆみもお酒は飲めないんだけど、さゆみがせっかくだからお酒にしようって言い出して…
色が綺麗だったから、カシスソーダっていうのを注文した。
キラさん達のビールももらって、私達が飲み物を持って帰った頃には、テーブルはほぼ全部埋まってた。
そして、ホールがざわついたと思ったら、メンバーが入って来てて…
(あ……)
メイクも落として普段着に着替えてるから、ステージのメンバーとは雰囲気がずいぶん違う。
リクさんは、思ってたより、幼い顔してた。
全然知らない人がいるなと思ったら、きっとあれはピエロの顔してたベースの人だ。
えっと、ベースは確か…朔也さんだったかな。
ドラムの人はライブではあんまり見えなかったけど、意外と背が高かったんだな。
なんかすっごく格好良いんですけど~!
あの人は…そうそうジュカさん。
メンバー紹介の時、声援が多かったのも頷ける。
CLOWNのメンバーに続いて、オルガさんとクロウさんが入って来た。
ホールの中は、女の子たちの熱い歓声が飛び交った。