愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「あんた達…CLOWNのメンバーが来ること、知ってたの?」
「いえ…多分、来るんじゃないかなぁ…って思って…」
「なんで?今度のライブの時じゃだめだったの?
……別に意見するわけじゃないけど、今日はシュバルツのライブだよ。
シュバルツのメンバーに差し入れするのは良いけど、CLOWNのメンバーには違うんじゃない?」
「……す、すみません。」
キラさん…なんだか珍しく怒ってる。
「ごめんなさい。
それはわかってますけど…私…リクには本気なんです。
ちょっとでもチャンスがあるなら、そのチャンスを無駄にしたくないんです。」
さゆみ…そんなにキッパリ言って大丈夫なの!?
キラさんをますます怒らせないかなぁ?
私は気が気じゃなかった。
「そう…瑠威よりもリクってことなんだね?」
「はい。」
「璃愛も同じ気持ちなの?」
「え?わ、私は……」
どうしよう!?
本当のことは言えない。
ハイキングでお世話になったから…なんて言えるはずがない。
でも、だったら、何ていえば…?
「璃愛も一緒です。
キースさんに本気です。」
「エミリー、私は璃愛に聞いてるんだよ。
璃愛…あんたもオルガじゃなくてキースに本気なの?」
「え…えっと…
わ、私は……ど、どっちも好きかなぁ…なんて…」
そんなことを言ってへらへら笑ってみたけど、誰も笑ってないよ…
……どうしよう!?
その時、急に会場の照明が消えた。
そして、真っ暗な中に聞きなれたSEが流れ出す…
悲鳴にも似た歓声が上がって…
「瑠威ーーーー!」
「オルガーーー!」
好きなメンバーの名前を呼ぶ人…すすり泣く声も小さく聞こえて…
鳥肌が立つような緊迫感を感じた。
「いえ…多分、来るんじゃないかなぁ…って思って…」
「なんで?今度のライブの時じゃだめだったの?
……別に意見するわけじゃないけど、今日はシュバルツのライブだよ。
シュバルツのメンバーに差し入れするのは良いけど、CLOWNのメンバーには違うんじゃない?」
「……す、すみません。」
キラさん…なんだか珍しく怒ってる。
「ごめんなさい。
それはわかってますけど…私…リクには本気なんです。
ちょっとでもチャンスがあるなら、そのチャンスを無駄にしたくないんです。」
さゆみ…そんなにキッパリ言って大丈夫なの!?
キラさんをますます怒らせないかなぁ?
私は気が気じゃなかった。
「そう…瑠威よりもリクってことなんだね?」
「はい。」
「璃愛も同じ気持ちなの?」
「え?わ、私は……」
どうしよう!?
本当のことは言えない。
ハイキングでお世話になったから…なんて言えるはずがない。
でも、だったら、何ていえば…?
「璃愛も一緒です。
キースさんに本気です。」
「エミリー、私は璃愛に聞いてるんだよ。
璃愛…あんたもオルガじゃなくてキースに本気なの?」
「え…えっと…
わ、私は……ど、どっちも好きかなぁ…なんて…」
そんなことを言ってへらへら笑ってみたけど、誰も笑ってないよ…
……どうしよう!?
その時、急に会場の照明が消えた。
そして、真っ暗な中に聞きなれたSEが流れ出す…
悲鳴にも似た歓声が上がって…
「瑠威ーーーー!」
「オルガーーー!」
好きなメンバーの名前を呼ぶ人…すすり泣く声も小さく聞こえて…
鳥肌が立つような緊迫感を感じた。