愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「望結は、さゆみちゃんを応援したいのね?」
「うん……ねぇ、ママもリクさんのこと知ってるでしょ?
リクさんって、好きになっちゃいけない人?
さゆみは悲しい想いをする?」
「……そうね。
私もそんなに良く知ってるわけじゃないけど、人柄としては良い子だと思うわよ。
礼儀正しいし、気の付く子だし。」
「でも…ミュージシャンは女の人のことは遊びだとしか考えてない…そうなんだよね?」
「そうかもしれないわね。
普通の男性に比べたら、そういう考え方の人が多いのは確かよ。
ミュージシャンは間違いなくモテるしね…
でも、ミュージシャンにも瑠威みたいな人はいるのよ、ほんの少しだと思うけど…」
「じゃあ、ママもやっぱりさゆみには諦めるように言った方が良いって思ってる?」
一番聞きたかったことを聞いたら、ママは少し困ったような顔をして微笑んだ。
「それはどうかしら。
確かに、諦めれば、傷付くことはまずないわね。
でも…恋愛って、そうじゃないと思うわよ。
最初から、この恋はうまくいくってわかるから好きになるわけでもないし。
たとえ、うまくいく確率が低いとわかってても、それでも、好きな気持ちが止められない…
そういうもんじゃないかしら?」
「じゃあ、かおり…これがさゆみちゃんじゃなくて、望結だったらどうする?
望結がミュージシャンに本気になっても、そんなことが言えるのか?」
「……そうね。
望結には傷付いてほしくないって思うでしょうね。
でも…私にはそんなことを言う資格はないわ。
だって、私はミュージシャンと結婚しちゃったんですもの。
しかも、こんなに年下の…」
「かおり、何言ってんだよ。
おまえ、望結の母親だろ?
望結が傷付いても構わないのか?
俺は絶対に許さないぞ。
望結が悲しい想いをするってわかってるんだから、絶対にそんなこと、許さない。」
(瑠威……)
瑠威は本当に私のことを想ってくれてるんだよね。
ううん、私だけじゃない。
さゆみのことも…
そのことはすっごくありがたいし、嬉しいよ。
でも…やっぱり私には納得がいかないよ
あのキースさんやリクさんは、女の子を傷つけたりしないと思うよ。
たとえ、最終的に別れることになったとしても、そんな酷い別れ方はしないんじゃないかな?
ミュージシャンの中にも真面目な人はいっぱいいると思うよ…
「うん……ねぇ、ママもリクさんのこと知ってるでしょ?
リクさんって、好きになっちゃいけない人?
さゆみは悲しい想いをする?」
「……そうね。
私もそんなに良く知ってるわけじゃないけど、人柄としては良い子だと思うわよ。
礼儀正しいし、気の付く子だし。」
「でも…ミュージシャンは女の人のことは遊びだとしか考えてない…そうなんだよね?」
「そうかもしれないわね。
普通の男性に比べたら、そういう考え方の人が多いのは確かよ。
ミュージシャンは間違いなくモテるしね…
でも、ミュージシャンにも瑠威みたいな人はいるのよ、ほんの少しだと思うけど…」
「じゃあ、ママもやっぱりさゆみには諦めるように言った方が良いって思ってる?」
一番聞きたかったことを聞いたら、ママは少し困ったような顔をして微笑んだ。
「それはどうかしら。
確かに、諦めれば、傷付くことはまずないわね。
でも…恋愛って、そうじゃないと思うわよ。
最初から、この恋はうまくいくってわかるから好きになるわけでもないし。
たとえ、うまくいく確率が低いとわかってても、それでも、好きな気持ちが止められない…
そういうもんじゃないかしら?」
「じゃあ、かおり…これがさゆみちゃんじゃなくて、望結だったらどうする?
望結がミュージシャンに本気になっても、そんなことが言えるのか?」
「……そうね。
望結には傷付いてほしくないって思うでしょうね。
でも…私にはそんなことを言う資格はないわ。
だって、私はミュージシャンと結婚しちゃったんですもの。
しかも、こんなに年下の…」
「かおり、何言ってんだよ。
おまえ、望結の母親だろ?
望結が傷付いても構わないのか?
俺は絶対に許さないぞ。
望結が悲しい想いをするってわかってるんだから、絶対にそんなこと、許さない。」
(瑠威……)
瑠威は本当に私のことを想ってくれてるんだよね。
ううん、私だけじゃない。
さゆみのことも…
そのことはすっごくありがたいし、嬉しいよ。
でも…やっぱり私には納得がいかないよ
あのキースさんやリクさんは、女の子を傷つけたりしないと思うよ。
たとえ、最終的に別れることになったとしても、そんな酷い別れ方はしないんじゃないかな?
ミュージシャンの中にも真面目な人はいっぱいいると思うよ…