愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「瑠威…恋愛の傷は悪いことばかりじゃないわ。
その傷から得ることだってあるのよ。」
ママが静かな声で話した。
「それに、若いうちは傷の治りだって早いものよ。
正直言って、望結には深く傷付く恋はしてほしくないけど…
でも、好きになってしまったら仕方ないわよね。
ただ、もしも、恋をして、傷ついてしまったら…
その時はママや瑠威を頼って。
決して、一人で抱え込んだりはしないでね。
私達はどんな時でも、必ずあなたの味方だから…」
「ママ……」
瑠威は、小さなため息を吐いて苦笑いを浮かべた。
「その通りだ。
だけど、俺はやっぱりミュージシャンと付き合うことは反対だ。
さゆみちゃんのことは、お前に任せるけど…
でも、おまえが、ミュージシャンと付き合うなんて言い出したら、絶対に反対するからな!」
「そんなことあるわけないでしょ!
私は、ライブに行くのが楽しいだけだよ。
そりゃあ、打ち上げも興味あるけど、メンバーさんに本気になるようなことは絶対ないって!」
私、自分に自信ないし、そんなこと無理だって十分わかってるから。
「それなら良いけど…
とにかく、あんまり深入りはするなよ。
うまいこと言われても、のこのこついて行くんじゃないぞ。」
「わかってるよ、そんなこと。」
そう言いながら、ちょっと罪悪感を感じた。
のこのこも何も、もう一緒にハイキングに行ってしまったなんて言ったら、絶対、瑠威は怒るよね。
でも、付き合ってるとか、そういうのじゃないもん。
(ただのハイキング同好会だもん…)
その傷から得ることだってあるのよ。」
ママが静かな声で話した。
「それに、若いうちは傷の治りだって早いものよ。
正直言って、望結には深く傷付く恋はしてほしくないけど…
でも、好きになってしまったら仕方ないわよね。
ただ、もしも、恋をして、傷ついてしまったら…
その時はママや瑠威を頼って。
決して、一人で抱え込んだりはしないでね。
私達はどんな時でも、必ずあなたの味方だから…」
「ママ……」
瑠威は、小さなため息を吐いて苦笑いを浮かべた。
「その通りだ。
だけど、俺はやっぱりミュージシャンと付き合うことは反対だ。
さゆみちゃんのことは、お前に任せるけど…
でも、おまえが、ミュージシャンと付き合うなんて言い出したら、絶対に反対するからな!」
「そんなことあるわけないでしょ!
私は、ライブに行くのが楽しいだけだよ。
そりゃあ、打ち上げも興味あるけど、メンバーさんに本気になるようなことは絶対ないって!」
私、自分に自信ないし、そんなこと無理だって十分わかってるから。
「それなら良いけど…
とにかく、あんまり深入りはするなよ。
うまいこと言われても、のこのこついて行くんじゃないぞ。」
「わかってるよ、そんなこと。」
そう言いながら、ちょっと罪悪感を感じた。
のこのこも何も、もう一緒にハイキングに行ってしまったなんて言ったら、絶対、瑠威は怒るよね。
でも、付き合ってるとか、そういうのじゃないもん。
(ただのハイキング同好会だもん…)