愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
まったりしてから部屋に戻ると、スマホの着信音が鳴っていた。



「はい!」

慌てて電話に出る。



「もう~!何してたのよ!」

「ごめーん。お風呂入ってた。」

電話の相手は、さゆみだった。



「じゃ、まだLINE見てないんだよね?」

「何か送ってくれたの?」

「とりあえず、見て!
見たら、すぐに電話して!」

「う、うん、わかった。」

なんだろ、さゆみ…あんなに慌てて…
私は言われた通りに、LINEを見た。



(うわ……)



大変なことが起きていた。
さゆみからのはともかく、ハイキング同好会に困ったことが書かれてたんだ。



『ヅラちゃん、さゆみちゃん、プレゼントどうもありがとう!
めっちゃ格好良いやん!
これ、高かったんとちゃうん?
めっちゃ嬉しいわ!』

キースさんからのトークの後には、さゆみがリクさんに選んだブレスレットを付けたキースさんの腕の画像が送られていた?



『どう、似合てる?
もしかして、僕がブレスレット好きなん知ってた?
ほんまにありがとうな!早速、使わせてもらうわ。』



そしてその5分後。



『俺もすごく気に入った!
本当にありがとう!』

そして、五芒星のペンダントを付けたリクさんの画像が付いていた。



その3分後…



『気に入っていただいてとても嬉しいです!』

さゆみからのトークが入ってた。



『ほんまにありがとう。
クッキーもおいしかったわ。』

その後、口をもぐもぐしてるにゃんこのスタンプが入ってた。
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