愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「何?話して。」
さゆみはすんなりとそう言った。
多分、そうだろうなって私も予想はしてたけど…
「う、うん…実はね…
これも昨夜のことになるんだけど…
ほ、ほら、昨夜、さゆみ…リクさんに本気ですって言ったじゃん。」
「何?そのことでキースさんから何か言われたの?」
「ううん、そうじゃない。
キースさんからは何も来てないよ。」
そうなんだよね…
ハイキング同好会が出来てから、個人的なLINEが来なくなってしまってちょっと寂しいんだよね…
「じゃあ、誰かほかの人に何か言われたの?」
「違うよ…実は瑠威が…」
「瑠威?瑠威がなんて?
ドン引きしたとか?」
「ううん…さゆみ…気を悪くしないでね。
これはあくまでも瑠威の話だから。
瑠威が言うにはね…ミュージシャンはファンの子にはまず本気にはならないって。
リクは良い人だけど、どんなに良い人でも女性にことは別だって言うんだ。
だから、さゆみが辛い想いをしないように、リクのことを好きになるのはやめるように言ってやれって…」
「瑠威がそんなこと言ったの?」
「う、うん、ごめんね…
で、でも、瑠威は悪気があるわけじゃなくて…」
「そっか、瑠威がそんなことを…わぁ、何か嬉しい…!」
「……え?」
怒ったのかと思ってたのに、今、嬉しいって言った??
一体、どういうこと!?
さゆみはすんなりとそう言った。
多分、そうだろうなって私も予想はしてたけど…
「う、うん…実はね…
これも昨夜のことになるんだけど…
ほ、ほら、昨夜、さゆみ…リクさんに本気ですって言ったじゃん。」
「何?そのことでキースさんから何か言われたの?」
「ううん、そうじゃない。
キースさんからは何も来てないよ。」
そうなんだよね…
ハイキング同好会が出来てから、個人的なLINEが来なくなってしまってちょっと寂しいんだよね…
「じゃあ、誰かほかの人に何か言われたの?」
「違うよ…実は瑠威が…」
「瑠威?瑠威がなんて?
ドン引きしたとか?」
「ううん…さゆみ…気を悪くしないでね。
これはあくまでも瑠威の話だから。
瑠威が言うにはね…ミュージシャンはファンの子にはまず本気にはならないって。
リクは良い人だけど、どんなに良い人でも女性にことは別だって言うんだ。
だから、さゆみが辛い想いをしないように、リクのことを好きになるのはやめるように言ってやれって…」
「瑠威がそんなこと言ったの?」
「う、うん、ごめんね…
で、でも、瑠威は悪気があるわけじゃなくて…」
「そっか、瑠威がそんなことを…わぁ、何か嬉しい…!」
「……え?」
怒ったのかと思ってたのに、今、嬉しいって言った??
一体、どういうこと!?