愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
でも、まだ今のメンバーになってそんなに経ってないにしては、みんな、すごくまとまってるっていうか、仲良さそう。
それに、もうワンマンもやったなんてすごいよね。



「あ…それじゃあ、以前いただいたCDは今とは違うメンバーさんなんですか?」

「あれは、今のメンバーやで。
メンバーの名前書いてあったやろ?」

「メンバーが揃って、まだ間がない頃に作ったんだ。」

CDは何度も聞いたけど…そこまで見てなかったよ…



「CDゆうたら…」

キースさんが何かを話しかけた時…
リクさんが大きな咳払いをした。
キースさんは、苦笑いをして話すのをやめた。



(??何なんだろう?)



「さて…と、お腹も膨れたことやし、腹ごなしにそこらをうろうろしよか。」

頂上にはちょっとした植物園のようなところがあって、私達はのんびりとおしゃべりをしながら花を見たり、景色を楽しんだ。
いつもと同じように、ゆったりとした時間を過ごす…
特に、何をするわけでもないけれど、たまにこういう場所でのんびりと過ごすことで、なんとなく気持ちが和やかになるような気はする。



「ほな、そろそろ帰ろか…」


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