愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
*
「望結…どうかしたの?ぼーっとしちゃって…」
瑠威は、練習で少し遅くなるってことだから、今夜の夕飯はママと二人だ。
「え?う、うん…」
「何かあったの?」
「うん…さゆみとちょっと喧嘩しちゃって…」
「あら…また?」
「またって…喧嘩は…」
初めてだよって言いかけて思い出した。
そうだ、この間、さゆみと喧嘩したって嘘吐いたんだ。
「あはは、だめだよね。
喧嘩ばっかりしてちゃ…」
「衣装は、さゆみちゃんが持って帰ったの?」
「え?あ、う、うん、そう。」
ママにはハイキング同好会のことは話してないから、今日の事は話せない。
「次のライブの時に渡すの?」
「うん、そのつもり…」
「なんだったら、シュバルツの誰かに頼んで渡してもらう?」
「だ、だめだよ。
さゆみはきっと直接リクさんに渡したいと思うから。」
「それもそうね。」
衣装をプレゼントするなんて言ったら、瑠威がまた怒るかもしれないしね。
だから、ママにも一応口止めはしてるけど……大丈夫かな?
「望結…どうかしたの?ぼーっとしちゃって…」
瑠威は、練習で少し遅くなるってことだから、今夜の夕飯はママと二人だ。
「え?う、うん…」
「何かあったの?」
「うん…さゆみとちょっと喧嘩しちゃって…」
「あら…また?」
「またって…喧嘩は…」
初めてだよって言いかけて思い出した。
そうだ、この間、さゆみと喧嘩したって嘘吐いたんだ。
「あはは、だめだよね。
喧嘩ばっかりしてちゃ…」
「衣装は、さゆみちゃんが持って帰ったの?」
「え?あ、う、うん、そう。」
ママにはハイキング同好会のことは話してないから、今日の事は話せない。
「次のライブの時に渡すの?」
「うん、そのつもり…」
「なんだったら、シュバルツの誰かに頼んで渡してもらう?」
「だ、だめだよ。
さゆみはきっと直接リクさんに渡したいと思うから。」
「それもそうね。」
衣装をプレゼントするなんて言ったら、瑠威がまた怒るかもしれないしね。
だから、ママにも一応口止めはしてるけど……大丈夫かな?