愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
「えーーーーっっ!い、いたっ!」
授業が終わり…いつものように部室でフェルトを刺している時、さゆみに昨日の話を聞いて、私はびっくりしすぎてニードルを指に刺してしまった。
「大丈夫?」
「え、う、うん。」
さゆみがくれた絆創膏を、私は指に巻き付けた。
「本当に覚えてないの?」
「うん…全く……」
「ま、確かにあんた眠ってたけど…でも、話しかけたら一応返事はしてたよ。」
「そ、そうなんだ……」
なんと、私は昨夜爆睡してしまったらしい。
揺り起こしても全く起きなくて、さゆみが困ってたら、クロウさんが車で来てるからって、私を家まで送ってくれたんだって…
まぁ、クロウさんは瑠威のことも知ってるから、うちも知ってるし…だからなんだろうけど…
「瑠威、すごくびっくりしてたよ~…」
「そ、そうなの?」
そうだよね…
私のライブ用の姿を見たのも初めてだし、昨夜はどこに行くってはっきり言ってなかったし、その上、酔っ払って爆睡なんて…しかも、クロウさんに送られて来るなんて…
「あんた、爆睡してたから、クロウさんがおんぶして玄関まで連れて行ってくれたんだよ。
それを見て、瑠威、あんたが病気かなにかで倒れたのかと思ってすごくびっくりしたみたい。」
「えっ!お、おんぶ?」
「そうだよ。」
急に顔が熱くなった。
恥ずかしすぎるし、申し訳なさすぎるよ…
あぁぁ…何やってるんだ、私は…
授業が終わり…いつものように部室でフェルトを刺している時、さゆみに昨日の話を聞いて、私はびっくりしすぎてニードルを指に刺してしまった。
「大丈夫?」
「え、う、うん。」
さゆみがくれた絆創膏を、私は指に巻き付けた。
「本当に覚えてないの?」
「うん…全く……」
「ま、確かにあんた眠ってたけど…でも、話しかけたら一応返事はしてたよ。」
「そ、そうなんだ……」
なんと、私は昨夜爆睡してしまったらしい。
揺り起こしても全く起きなくて、さゆみが困ってたら、クロウさんが車で来てるからって、私を家まで送ってくれたんだって…
まぁ、クロウさんは瑠威のことも知ってるから、うちも知ってるし…だからなんだろうけど…
「瑠威、すごくびっくりしてたよ~…」
「そ、そうなの?」
そうだよね…
私のライブ用の姿を見たのも初めてだし、昨夜はどこに行くってはっきり言ってなかったし、その上、酔っ払って爆睡なんて…しかも、クロウさんに送られて来るなんて…
「あんた、爆睡してたから、クロウさんがおんぶして玄関まで連れて行ってくれたんだよ。
それを見て、瑠威、あんたが病気かなにかで倒れたのかと思ってすごくびっくりしたみたい。」
「えっ!お、おんぶ?」
「そうだよ。」
急に顔が熱くなった。
恥ずかしすぎるし、申し訳なさすぎるよ…
あぁぁ…何やってるんだ、私は…