愛しのカレはV(ヴィジュアル)系
*
「おは…よう。
……望結、どうしたの?」
「どうしたって…何が?」
「目が赤いわよ。それに…なんだかげっそりして…」
さすがにママは鋭いな…
悔しいけど、昨夜は一睡も出来なかった。
いろんなことが頭の中をぐるぐる回ってて…何度も眠ろうとしたけど、眠れなかった。
会ってる時のリクさんのことを考えたら、あんな噂、デマだ!って思えるけど…
論理的に今までのことを考えてみたら、リクさんは限りなくクロに近い。
なんで、今までおかしいって思わなかったんだろう?
そうだ…私…浮かれてたから。
リクさんのことがだんだん好きになってきて、リクさんにも優しくされて、彼女さんになれたことで浮かれてたから、だから、気付かなかったんだね。
迂闊だったよ。
リクさんには女がいるって、だいぶ前にさゆみは言ってた。
それでも頑張るって。
ところが、リクさんが私と付き合いたいなんて言い出すから、なんとなくそのことも忘れてて…
リクさんが付き合いたいって言った時点で、そのことを思い出すべきだったよ。
でも、今更そんなこと言ったってどうにもならない…
私…どうしたら良いんだろう?
リクさんを信じたい気持ちはあるけど…疑ってる気持ちも同じくらいあって…
自分ではどうすれば良いのかわからない。
だけど、こんなこと、さゆみには相談できないし…
ママに話そうか…
でも、そしたら、今までのこと、全部話さないといけないし…
どうしよう…!?
「おは…よう。
……望結、どうしたの?」
「どうしたって…何が?」
「目が赤いわよ。それに…なんだかげっそりして…」
さすがにママは鋭いな…
悔しいけど、昨夜は一睡も出来なかった。
いろんなことが頭の中をぐるぐる回ってて…何度も眠ろうとしたけど、眠れなかった。
会ってる時のリクさんのことを考えたら、あんな噂、デマだ!って思えるけど…
論理的に今までのことを考えてみたら、リクさんは限りなくクロに近い。
なんで、今までおかしいって思わなかったんだろう?
そうだ…私…浮かれてたから。
リクさんのことがだんだん好きになってきて、リクさんにも優しくされて、彼女さんになれたことで浮かれてたから、だから、気付かなかったんだね。
迂闊だったよ。
リクさんには女がいるって、だいぶ前にさゆみは言ってた。
それでも頑張るって。
ところが、リクさんが私と付き合いたいなんて言い出すから、なんとなくそのことも忘れてて…
リクさんが付き合いたいって言った時点で、そのことを思い出すべきだったよ。
でも、今更そんなこと言ったってどうにもならない…
私…どうしたら良いんだろう?
リクさんを信じたい気持ちはあるけど…疑ってる気持ちも同じくらいあって…
自分ではどうすれば良いのかわからない。
だけど、こんなこと、さゆみには相談できないし…
ママに話そうか…
でも、そしたら、今までのこと、全部話さないといけないし…
どうしよう…!?