人間嫌いの小説家の嘘と本当
ま、その後は二人とも微睡の中に吸い込まれ、寝て起きたら櫻井にこっぴどく叱られ、暫く面倒くさかったけど。
涼花のいろいろな表情に心が動かされる自分がいて、それが心地よいとさえ思える。
ここまで愛せる女は、世界中探してもいないだろう。
アイツを幸せにしてやりたい。
俺の手で、必ず。
この命の灯が絶える、その時まで――。
「さぁ、行くか。俺の花嫁のところへ」
~Fin~
本当に、コレが最後です。
ありがとうございました。