後ろの席はちびの速水くん


『...奈々さ』



『ひっ...』



『これからは俺がいるんだから』



『うん』



『忘れられないかも知れないけど、俺は奈々を悲しませたりしないから』



『うんっ、』



あたしは高校生活で2回もの幸せを感じることが出来た。



ふたつ目の幸せは、ゆっくりで穏やかで



綺麗な恋だった。

< 17 / 22 >

この作品をシェア

pagetop